
子どもが生まれたことがきっかけで一眼レフを購入されるかたは多いと思います。
周りの友人も子供が生まれたことがきっかけで一眼レフに夢中になっているようです。
しかし、一眼レフを購入したものの、実際に撮影するときに上手く撮影できなくて困ったりすることがありませんか?
素人だから仕方ないと思ってしまいがちですが、実はその原因がレンズだったりする場合があります。
一眼レフと購入した時の付属するズームキットでも満足できる撮影は可能なのですが、シチュエーションによっては適さないことがあります。
被写体が子供の場合、単焦点レンズも持っているとプロのような撮影が可能になったりします。
今回は、Canonの一眼レフで子供の撮影をする時におすすめの単焦点レンズを紹介します。
単焦点レンズ使うメリットは?
単焦点レンズとは、名前のとおりで焦点距離が1つだけのレンズです。
一般的に一眼レフを購入した時に付属するレンズは、例えば55-250㎜というようなズームレンズであることが多いです。
これは、55㎜~250㎜の間であれば焦点距離を自由に変えることができるレンズです。
単焦点レンズは、例えば50㎜といった焦点距離が決まったレンズですので、撮影するときにズームができません。
撮影できる範囲は常に一定ですので、被写体を大きく撮影したいのであれば自分が近づく必要があります。
逆に小さく撮影したいのであれば、自分が離れなければなりません。
このようなことを聞くと、そんな使い勝手が悪いレンズなんて必要ないのでは?と思いますよね。
ただ、単焦点レンズだからこそできる素敵な魅力があります。
単焦点レンズは「明るいレンズ」が多い
レンズには、F値(絞り値)といってレンズから入る光の量を数値化したものがあります。
このF値が3以下のレンズを「明るいレンズ」と呼び、光を多く取り込むことができます。
単焦点レンズには、この明るいレンズが多いのが特徴です。
被写体まわりの背景をぼかすことができる
F値が小さい明るいレンズでは、ピントが合う範囲が狭くなるので、被写体まわりがボケやすくなります。
プロが撮影した写真のぼけ具合を見て、真似したいと思ったことはありませんか?
あのような素敵な写真は、F値が小さい単焦点レンズがあれば可能になります。
シャッタースピードが速いので、手ぶれしにくい
F値が小さいということは、絞りが開放されている状態なので、短時間で多くの光を集めることができます。
つまり、シャッタースピードが上がりブレにくい撮影が可能になります。
撮影スキルが上がるので特に初心者におすすめ
一眼レフでの撮影に慣れていないときからズームレンズを多用すると、なかなか撮影スキルの上達につながりません。
単焦点レンズでは、自ら足を使いながら被写体に近寄ったり離れたりしないと撮影できません。
足を使って距離を図ることで、レンズの特性や被写体との距離感が掴めるので撮影が感覚的に上手くなります。
また、被写体に対してどのような角度つければ魅力的に見えるのか?自分の頭で考えながら撮影するので上達が早くなります。
広角単焦点レンズは子供の撮影おすすめ
単焦点レンズの中でも、焦点距離が35㎜以下のレンズを広角単焦点レンズと呼びます。
この広角単焦点レンズが子供の撮影におすすめです。
室内や暗い屋外でも手ぶれしにくい
室内や暗い屋外で遊んでいる子供を撮影することがあると思います。
絶好のシャッターチャンスで、ぶれた写真しか撮れなかったということはありませんでしたか?
単焦点レンズは、暗い環境でも短時間で光を取り込むことができるので、手ぶれすることなく撮影することが可能です。
暗い場所でもフラッシュを焚かずに撮影が可能
子供が寝ているシーンで、できればフラッシュを焚かずに撮影したいことがあると思います。
子供の寝顔を撮りたいけど、寝ているところを起こしたくないですよね。
ズームレンズであればフラッシュが必要なシーンでも、単焦点レンズ(F値が小さい)であればそのまま撮影することが可能です。
子供の撮影におすすめの広角単焦点レンズ【Canon】
子供の撮影にどのレンズを選んだらいいのかわからないと思いますので、いくつか紹介しようと思います。
単焦点レンズ選びの参考にしてみてください。
Canon EF-S24mm F2.8 STM
24㎜の広角レンズということで、室内の子供の撮影に重宝します。
F値が2.8とやや暗めのレンズですが、サイズが小さくて軽いので、外出するときでも気軽持ち出して撮影できるのでおすすめです。
夜の撮影やボケ感など本気でカメラを趣味にしている人には物足りない感じがすると思いますが、単焦点レンズの入門としておすすめです。
価格も良心的なので一眼レフを購入するときに一緒に購入されるとよいと思います。
Canon EF35mm F2 IS USM フルサイズ対応
F値が2と明るいレンズで、夜や室内の暗い場所でも撮影が可能です。
実際に部屋の中での撮影にしようしていますが、フラッシュを焚かなくても子供の撮影が可能なので重宝しています。
子供の背景をぼかして、プロが撮ったかのような写真を楽しむことができます。
価格が少し高いのがやや気になりますが、かわいい子供のことを考えれば安い買い物だと思います。
こちらのレンズは、フルサイズでの焦点距離が35㎜ですので、APS-Cに取り付ける場合、50㎜程度の標準レンズと同じ焦点距離になります。
SIGMA Art 30mm F1.4 DC HSM APS-C専用(Canon用)
F値が1.4とかなり明るいので、動き回る子供を撮るにはピッタリなレンズです。
初心者が室内で撮影しても手ぶれすることなく、明るく撮影することが可能です。
価格も良心的なので、買っておいて間違いない1本です。
このレンズはAPS-C機専用で、フルサイズ機には対応していませんのでご注意ください。
Canon EF50mm F1.8 STM
広角レンズではありませんが、子供の撮影にもおすすめなので紹介します。
F値が1.8とかなり明るく、人間の視覚に近い50mm標準画角の使いやすいレンズです。
標準レンズということで活躍の場が多く、なんといっても価格がかなり安いので、かなりお買い得の1本です。
レンズ選びの参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。