
いよいよ2017年11月3日(金)にアップル社から10周年記念のスペシャルモデルiPhone Xが発売されます!
iPhone8/8Plusは2011年9月22日(金)にすでに発売されていますが、iPhone Xの発売があるので購入を控えている人もいるかもしれませんね。
ただiPhone Xは11万円以上しますので購入は現物を見てから慎重に決めたいというのが本音ではないでしょうか。
今回は皆さんが気になっているiPhone 8とXはどちらを購入するほうがいいのか解説していきます。
iphone8とxの根本的な違いは何?
購入するときに気になるのが、デザインやスペックの違いですがiPhone X とiPhone 8では一体何が違うのでしょうか?
細かいことを言えばキリがありませんが、特に違う点を今回はピックアップして紹介します。
デザイン
iPhone 8/8 Plusは旧モデルのiPhone 7と比べてもサイズ・重量・見た目はほとんど変わらず、背面にガラス素材を採用しています。
なぜ背面だけに施したかというと今回初搭載されるワイヤレス充電に対応するため(ワイヤレス充電の詳細はあとで詳しく述べます)。
一方、iPhone Xは10周年記念のスペシャルモデルだけにデザインは一新されています。
具体的にはベゼル(額縁)やホームボタンも廃止に伴って画面は5.8インチと大きくなりました。
気になるホームボタンの代わりは画面をスワイプ(指を画面に触れ一定方向に滑らすこと)するだけでホーム画面に戻ることができます。
フルスクリーンといってもカメラとマイクは残りますので、完全にはフル画面とはいえませんがiPhone 8 Plusより画面が大きく、見やすくなりました。
今までは画面の大きさを重視してPlusシリーズにしていた方もiPhone Xが選択肢に入ってきましたね。
しかも全体の大きさでいうと8 Plusより小さく重量も軽いです。
ちなみに既存でお使いのiPhoneが6もしくは7シリーズの場合、iPhone 8のカバーも同じもので利用ができるのも嬉しいポイント(Xはできません)。
ただし、iPhone6PlusとiPhone6s Plusのカメラはデュアルレンズになっていませんので、そのままの転用はできません。
カラーはiPhone Xの場合シルバー、スペースグレイの2色のみで、iPhone Xにはこれにゴールドが追加され3色展開。
ただ、文字上と実際では色味が違ってきます。
シルバーと記載されていますが、裏面はホワイトが少しグレーがかっておりフレームがシルバー色に見えますね。
そしてスペースグレイも6s/6s Plusから復活ですが、若干違ってほぼ裏面はブラックでフレーム部分が少しグレーがかっている見た目です。
iPhone 8/8 PlusのみにラインナップされているゴールドはiPhone 7のゴールドとローズゴールドの間のような色味で、少しピンクよりのゴールドです。
顔認証機能(Face ID)
iPhone 8にあってiPhone Xにない機能として事前の情報でも目玉として扱われていたのが、顔認証機能です。
先述の通りホームボタンがなくなって、Touch IDの代わりとしてこの機能が搭載されました。
洋服やメイクが変わったり、暗い場所だったりしても対応してくれますし、写真を見せても反応はしないのがすごいですね。
ただ顔認証機能は他のメーカーからもすでに登場していますが、たまに上手く反応してくれないときがあるので、どこまで上手く認証してくれるのかが見ものです。
カメラ
iPhone7 Plusにもポートレートモード(被写体の背景をぼかす機能)は採用されていましたが、iPhone Xはさらに進化しています(iPhone 8 Plusにも搭載)。
撮影する環境によっては被写体と背景の境界線が不自然でイマイチな場合もありましたが、今回は自然で改善されています。
また、暗い場所ではあまり機能しませんでしたが、あまり明るくない場所でもOK。
そしてポートレートライティングといってシーンごとに自動で綺麗に見えるように影や照明を加えてくれるのです。
今までは撮影した写真に手を加える必要がありましが、加工なしで素敵な写真を撮ることができます。
iPhone Xには全面に「TrueDepthカメラ」も付いているので、自撮りのときにもポートレートモード・ポートレートライティングが使えSNS向きと言えるでしょう。
さらに光学式手ブレ補正は広角・望遠カメラと両方に対応しており、たとえズームを使っても手ブレを気にせずに撮影が可能となっています(iPhone8 Plusは広角カメラ側のみ)。
バッテリー
連続通話時間 | インターネット | ビデオ再生 | オーディオ再生 | |
---|---|---|---|---|
iPhone X | 最大21時間 | 最大12時間 | 最大13時間 | 最大60時間 |
iPhone8 Plus | 最大21時間 | 最大13時間 | 最大14時間 | 最大60時間 |
iPhone8 | 最大14時間 | 最大12時間 | 最大13時間 | 最大40時間 |
iPhone7 Plus | 最大21時間 | 最大13時間 | 最大14時間 | 最大60時間 |
iPhone7 | 最大14時間 | 最大13時間 | 最大12時間 | 最大40時間 |
Apple公式でiPhone Xは「iPhone 7より最大2時間バッテリー駆動時間が長くなった」とのこと。
連続通話時間だけに至っては7時間も長くなっています。
重量が174gと重くなって厚みが出た分、重いバッテリーを積んでいるのでしょう。
上記の表を見ていただくと分かりますが、iPhone 8/8Plusの駆動時間はiPhone 7/iPhone 7Plusとほぼ変わりません。
iPhone X に関してはインターネットの最大駆動時間がiPhone 8Plusよりも1時間ほど短いくらいでほぼ「iPhone X =iPhone 8 Plus=iPhone 7Plus」と捉えておいて問題ないと思います。
7と比べiphone8/xが共通して性能が上がっている点
次にiPhone 7と比べてiPhone 8/Xともにグレードアップしている点もみてみましょう。
ワイヤレス充電
今まではLightningケーブルで充電していましたが、iPhone 8/iPhone 8 Plus/xのすべてのモデルにおいてワイヤレス充電が採用されました。
しかし発売は来年の2018年まで延期されており、発売予定価格は未定。
早急に試してみたい方は純正品以外から選ぶのも選択肢の一つです。
また、特筆すべき点は高速充電に対応していること。
なんと30分でバッテリー容量の50%が充電可能なので驚愕です。
ただし同梱のケーブルでは高速充電に対応しておらず、別売りの
・29W USB-C 電源アダプタ(Apple、税抜5200円)
・USB-C Lightningケーブル (Apple、税抜き2800円)
が必要になります。
パソコンのMac Book を利用している人であればすでに29W USB-C 電源アダプタは持っているかと思いますので、ケーブルを追加購入するだけで大丈夫です。
充電中はLightningコネクタが塞がってしまい他の作業ができませんでしたが、充電パッドに乗せるだけで充電されるため今後は充電中にも利用方法が広がりそうです。
ヘビーユーザーの方は充電は毎日のことだと思いますので、この機能は是非とも有効活用したいところ。
有線のイヤホンの利用が可能
iPhone7のユーザーからちらほら不満が上がっていたのが、イヤホン用のヘッドフォンジャックがなくなって無線イヤホンに切り替わったこと。
iPhone8シリーズでやXではiPhone7同様にヘッドフォンジャックはありませんが、代わりに「Light 3.5mmヘッドフォンジャックアダプタ」を使うことで変換して有線イヤホンの利用が可能になりました。
もちろんiPhone7で使用していた無線イヤホンの「AirPods」も今まで通り使用できます。
True Toneディスプレイ
iPad Proに搭載されていた「True Toneディスプレイ」がスマートフォンとしては初めて採用されました。
このTrue Toneディスプレイの何がいいのかというと自然光に合わせてディスプレイの黄色くしたり、青みがかったり調整してくれます。
従来からのただ単に解像度を上げるというものではなく、コンテンツに合わせて人間が常に自然に見えるようにしてくれる技術というわけです。
Night Shiftモードのように設定しないようにすることもできます。
CPUがA11を搭載
今回iPhone8/8 Plus/XはiPhone 7のA10フュージョンからA11バイオニックにパワーアップになりました。
なんとA10フュージョンと比べると高効率コアで70%、高性能コアでは25%も高速に。
容量の重いアプリでも比較的サクサク動くようになりました。
2017年6月に発売されたiPad Proのスコアよりも高い数値になっていることが驚きですね。
今後のAIやARを見越しての動きだと思われます。
気になる値段の違いと安く買うにはどうすればいい?
iPhone8やXを購入するには以下の方法があります。
・アップルストア(直営店とネット)
・各携帯キャリアの販売店
・家電量販店
最も多いのがキャリアからの購入だと思いますので、今回は各携帯キャリアの販売店での契約について説明します。
それぞれのキャリアから発表されている料金体系ですが、iPhone 8/8Plusだけをみるとソフトバンク一択でしょう。
常に横並びで価格競争をしていましたが、今回は今まで以上にキャリアによって差が出てきています。
ドコモは全体的に割高で完全に価格競争からは降りているようです。
iPhone X に関してドコモはすでに月々の料金を先に発表していますが、ソフトバンクとauは今の時点(2017年10月4日地点)ではまだ発表していません。
ソフトバンクやauの買い替えプランで機種変更のときに端末を返却すると端末代が半額になるという驚愕のプランも存在するので、予算がない人も検討してみる価値はありますね。
総括すると小さいiPhone画面が好きな人、金額を抑えたい人、ゴールドの欲しい人はiPhone8を購入するのがおすすめ。
金額面でも余裕があり、最新のものを使いたい人にはiPhone Xがやはりいいでしょう。
iPhone Xが登場したことで画面の大きさやカメラ機能に優位がなくなってしまったiPhone8 Plusはあとは価格次第というところでしょうか。
ドコモの場合、iPhone Xの価格は64GBのiPhone 8 Plusに月々プラス1,000円で利用可能です。
ご自身の予算やiPhoneの特徴に合わせて検討してみてくださいね。