
最近はmacの影響からかタッチパッド部分が大きい商品を見かけるようになりましたね。
ましてやipadとパソコンが一体となったような2in1のパソコンも出てきています。
タッチバッドで感覚的に操作できる分、「マウスは使いません。」なんて方もいるのではないでしょうか?
ただネットサーフィンやメールを打つ分には問題ないでしょうが、仕事で長時間使う方やヘビーユーザー、マウスですっと慣れている方は「やっぱりマウスでないと!」という意見もあるかと思います。
実際私もかなりのヘビーユーザーですが、文字を打つ分には全く問題ないですが、作業によってはタッチパッド部分だけだと手首部分が辛くなってきます。
マウスがあるとなんだかんだやっぱり違うなと思います。
ただ、有線タイプと比べ、上手く動かないといったトラブルも多いようです。
今回は、無線マウスがスムーズに作動しない、急に全く動かなくなってしまったというお困りの方に解決方法を説明していきます。
なぜ有線マウスと比べてトラブルが多いと感じるのか?
無線タイプのマウスはケーブルで繋がない分、ごちゃごちゃしないですし、デスク周りが非常にスッキリとしますね。
ただ、「無線マウスに切り替えてから上手く動かない」といった声もちらほら。
理由はそれぞれの接続方式の違いにあるようです。
まずは有線マウスと無線マウスの違いについて理解していきましょう。
有線マウスと無線マウスの接続方式
「そんなこと知ってるよ」と言われそうですが、有線マウスはUSBケーブルでマウスとパソコン本体を繋ぐことによって操作をしています。
見た目通り、接続方式がとてもシンプルですね。
これに対して無線マウスは、レシーバーという電波受信機をパソコン本体に繋ぐことによってマウス本体が動きます。
つまり、マウスから発する信号(電波)をパソコンに繋いだレシーバーが受信してくれるのです。
この無線でもマウスを動かすことができる点が非常に便利なメリットといえますが、一方でデメリットもあります。
それは、パソコンから直接の電力供給がないため、電池や充電が必要になるところです。
(まだ少ないですが、無線充電の物も最近は出てきています。)
また、電波受信で動かすが故に何かの要因で電波が遮られた場合、動きが不安定になる場合があります。
このような無線の仕組みを理解している人にとっては問題ありませんが、理解していない人にとっては不具合と勘違いしかねない要因になりえます。
(※例えば、電池切れが原因なのに壊れてしまったと勘違いをしたり、電波受信が理解できておらず、近くに違う無線マウスが置いてあったりなどが挙げられます。)
無線マウスの仕組みと種類による不具合
有線マウスと無線マウスの違いは上記で説明しましたので、理解できたかと思います。
様々なメーカーから発売されている無線マウスですが、同じ無線マウスでも仕組みが違うことはご存知でしょうか。
この仕組みの違いによって不具合の原因が変わってますので、仕組みについて理解できれば自ずと不具合の対処法も見えてくるはずです。
無線マウスの位置情報を捉えるトラッキング技術による違いと対処方法
マウスを購入する際に「マウスソール(底面)」を確認したことがありますか?
マウスパッドとマウスソールが接する面のトラッキング形式がどのようなものかで不具合の対処法が異なります。
それでは、3つのトラッキング方式とそれぞれの不具合の対処法について確認していきましょう。
ボール式タイプ
マウスの底にコロコロと転がるボールが付いているボール式タイプは、1番初期のシンプルものです。
このマウス底のボールが動くことによって操作が可能ですが、このボール部分に汚れやホコリが付着している場合にうまく作動しない可能性があります。
汚れがある場合は内部を綺麗に掃除し、再度動作を確認しましょう。
光学式タイプ
光学式マウスの場合、マウスの底が赤色LEDに光り、光の反射によってマウスの位置情報をキャッチします。
ただ、ガラステーブルの上や光沢感がある接地面で作業を行ってもスムーズに動かない場合がありますので、その時はマウスパッドを引いて動作を確認してみましょう。
レーザー式
レーザー式は光学式と同様に光の反射を利用しますが、レーザー光を使用しているため底部分が光らないのが特徴です。
光学式よりも優れており、マウスの位置情報を正確に捉えることができます。
光学式では操作が難しい光沢感がある接地面での作業は問題なくできますが、ガラステーブルの上ではやはりトラッキングが難しいです。
【Blue Track方式】
光学式マウスタイプが赤く光るのに対してBlue Track方式は底面が青色LEDになります。
感知する能力もレーザー式よりも高く、ガラスやカーペットでも動作可能なセンサーを用いています。
先述した三つの方式に比べて非常に万能ですが、値段が高いです。
無線技術による違い
無線マウスは、27MHz無線と2.4GHz無線と接続技術によっても種類が分かれます。
マウス仕様の「電波周波数帯」という所に記載されていますので、是非確認してみてください。
27MHzの無線マウスは価格帯が安いことがメリットですが、放出する電波が弱く(微弱電波)レシーバーと無線マウスの距離が離れると反応が弱くなります。
もし、27MHzの無線マウスの使用中に不具合がある場合は、距離が離れすぎていないかを確認してみてください。
一方、2.4GHz無線マウスは、27MHz無線マウスと比較すると価格帯は上がりますが、放出する電波が強く、レシーバーと無線マウスが離れていてもストレスなく使用できます。
(モデルにもよりますが、約10メートル離れていても操作ができます)
しかし、スチール製のデスクなどの金属製品や電子レンジ周波数が干渉してしまうと動作に不具合が起こることがあります。
その場合は、金属製品を無線マウスから離し、厚手のマウスパッドを使用するようにしてください。
【Bluetoothマウス】
Bluetoothマウスは、既にレシーバーがパソコン本体に内蔵されており、レシーバーを別で取り付ける必要がありません。
ただし、この使用にあたってはペアリングという本体機器との接続設定が必要です。
バッファロー製・エレコム製の無線マウスが動かない原因と対処法
無線マウスメーカーといえば、ロジクールと併せてバッファローやエレコムが思いつくのではないでしょうか。
実は無線マウス業界ではこの大手3社がしのぎを削っています。
今回はその中でも国内最大手のバッファローとエレコムの2社について不具合の対処法を調査しました。
もし、不具合が起こり困っている方は是非参考にしてみてください。
レシーバーに原因がある場合
パソコンのUSBポートに付属のレシーバーが入っているか確認しましょう。
例え入っていても1度レシーバーを抜いて一旦取り出し、再度取り付けて動作を確認します。
また、レシーバーと無線マウスのID設定がうまくいっていない可能性がありますので、マウスとレシーバーの距離を近づけてコネクトボタンを押し設定を行いましょう。
マウスに原因がある場合
無線マウスの電池残量が少なくなっている場合、動作が上手く行われないことあります。
出荷されたばかりの製品は電池が消耗していることがあるので、新しい電池と取り替えて動作を確認します。
その際に電池の向きにも注意をしましょう。
パソコンの設定に原因がある場合
パソコンが自動的にUSB接続機器を切る設定になっている場合がありますので、パソコンの環境設定で自動的に切る設定をオフにし直します。
無線マウスを使用する際にはパソコンにドライバーをインストール必要があります。
通常はレシーバーをUSBポートに接続時にインストールされますが、1度正しくインストールされているかどうか確認してみましょう。
もし、インストールされているのにも関わらず、動かない場合にも1度アンインストールをし、ドライバーを再インストールしてみてください。
電波干渉もしくは電波の距離が原因の場合
複数の無線マウスや無線キーボード、無線LAN機器がある場合にはその他機器から影響を受けている可能性があります。
その他の無線機器から距離を離すもしくは一旦電源を切ってから、動作を確認します。
そもそもマウスとレシーバーの距離が離れており、電波が届かないという可能性があります。
マウスとレシーバーの距離を近づけ、動作を確認します。
接続に原因がある場合
USBポートにUSBハブを介して接続をしている場合には、うまく作動しないケースがあります。
接続機器を介さずに、直接レシーバーをパソコンのUSBポートに接続してみましょう。
また、USBポートが複数ある場合はサーバーを別のUSBポートに付け替えてみます。
※上記対処方法でも上手く動かない場合は無線のマウスもしくはレシーバー自体に問題がありますので、買い替えるもしくは各メーカーにお問い合わせてみてください。