
スマートフォンはとても便利ですが、バッテリー容量に関しては常に悩みの種なんて思っている方も多いと思います。
まして電池は徐々に劣化していきますので、使用年数が長くなればなるほどその傾向があります。
そして普段何気なくやっているその行為がスマートフォンの寿命を縮めることに気付いていない人も…。
今回はスマホのバッテリー寿命を長持ちさせる方法や設定について解説します。
バッテリーの減りが早いのはついついやりがちな〇〇?
スマホのバッテリーを長く持たせるコツとしてはまず
・バッテリー自体を劣化させないこと(バッテリーが1回の充電で使える時間を長くする)
・普段の稼働時間を長くする(充電はおよそ500回が限度と言われているので、無駄に電力を消耗させない)
ということです。
稼働時間を長くすることはバッテリーの節約アプリを入れたり、停電力モードに切り替えたりと普段の生活の中でやっている人もいるでしょう。
しかし、「バッテリー自体を劣化させないこと」を意識している人は少ないのでは?
今や飲食店でも充電できるスポットや充電できるツールも増えているので、特に気にしていない方もいるかもしれませんね。
ただ、昔と違ってスマホは非常に高いですし、バッテリーがスマホと固定されて簡単に交換できないものも存在します(固定タイプは交換に約1~2週間要します)。
よって取り組む意義としては非常に大きいと思います。
では、普段何気なく行っている何がバッテリーにとって良くないのかを確認してみましょう。
充電しながらスマホを使う
ついつい意識せずにやってしまっていることではないでしょうか。
かく言う私もよくやっていましたが…。
充電できるまでなかなか待つことが出来ないことが多いですね(苦笑)。
ただ何故いけないのかというとそれはスマホの電池であるリチウム電池が熱に弱い特性があるからです。
充電される間は電流が流れますので電池は発熱しますが、そこでスマホのCPUに負担をかける動画視聴やゲームを行っているとさらに熱くなってしまうことに。
約45度以上からバッテリーへの影響が出できますので充電中はスマホに触れないようにしましょう。
過充電状態にならないようにする
次に皆さんがよくやってしまうこととして寝る前に充電したままの状態が挙げられます。
スマホの充電が満タンになっても充電器をそのまま付けっ放しになっている場合、余分な電流は発熱として現れます。
最近はフル充電になっていてもそれ以上充電されない機能も増えていますが、基本的には避けましょう。
急速充電は本当に緊急のときだけが望ましい
Andoroidにはすでに搭載されていますが、最新のiPhone8/8 Plus/Xにも急速充電が採用されましたね。
最近はこの急速充電を売りにしているスマホも登場していますが、バッテリーにとっては毎回利用するのは望ましくありません。
急速充電をするということはその分熱量を持ちますのでバッテリーの劣化を早めてしまう結果に。
便利だからといって急速充電ばかり使わず、普段は通常充電、急ぎのときは急速充電と使い分けましょう。
充電が切れたまま放置しない
実は充電切れを放置しておくことも「過放電」状態となり電池の劣化を招きます。
充電が完全に切れてしまったときは速やかに充電を行いましょう。
あまりないでしょうが、もししばらく使わない場合でも充電をした上で保管するようにして下さい。
スマホの設定を変えるだけで駆動時間が長くなる
「普段の稼働時間を長くする」ためには設定が非常に重要となってきます。
いくら高性能なスマホでも充電が切れるとただの箱なので、こちらに関しては意識して行っている人も多いかもしれません。
少々面倒でもスマホの設定を変えるだけでも消費電力は変わってきますので、是非設定してみて下さい。
画面の設定
スマホのバッテリー性能も上がっていますが、より大画面で高画質になっていますので、電力の消耗が1番大きい要素です。
画面の設定で見づらくならないくらいに輝度を低くして下さい(Androidスマホの場合は高画質モードをオフにしましょう)。
個人的には自動調節だけだと状況によっては画面が明るくなりすぎる可能性もありますので、オフにしておく方がいいと思います。
また画面が縦横に切り替わるときも電池を消費するのでロックして固定にするのが効果的。
その他には一定時間ディスプレイに触れず操作しない場合に、画面が消灯するスリープ時間を短くしておきましょう(スマホで作業するときに差し支えのない程度に)。
使っていない通信機能(Wi-Fi、Bluetooth、GPS)はオフにする
Wi-FiやBluetooth機能は非常に便利ですが、使ってもいないのに設定のままだと接続先を求めて電力を消耗します。
例えばWi-Fiを自動設定にしておけば、カフェやコンビニでネット接続をしてくれるのでパケット通信容量を節約できて便利ですね。
しかし使っていない間も近くのWi-Fiに接続しようと常に動いている状態なので非常にもったいないです。
GPSも同様に位置情報を求めて電力を使いますから、少々手間はかかりますが使わないときには手動でオフにするよう心がけましょう。
スマホアプリのバックグランド設定
バックグランドとはユーザーがアプリを使っていないけれども、アプリが裏で動いている状態を指します。
例えばセキュリティアプリだと起動しなくても常時ウイルスを監視してないといけないですし、メールアプリを起動していなくても通知がくるのは裏でメールが届いているかをチェックしているからなんですね。
インターネットと繋がっているアプリは基本的に裏ではバックグランドで動いていると考えていいでしょう。
ただ電池も消費されてしまいますので、あまり使わないアプリに関してはバックグランド設定をオフにすることも選択肢の1つです。
あまりやりすぎると音楽を聴きながらインターネットを見たり、天気予報のお知らせの通知が来なかったりするのでオフにするアプリは厳選しましょう。
アプリのバックグランド設定を変えるだけで電池の持ちが良くなることの他にスマホ自体の動作も軽くなるので一石二鳥ですよ。
使わないアプリを削除
スマホのホーム画面をよく見てみると使っていないアプリは存在していませんか?
受託調査やマーケティングのコンサルティングを行っているニールセン株式会社の調査によると、毎月使うアプリの平均は約27個で、そのうち月に10回以上使うアプリは9個と限られています。
アプリを消すことによってバッテリーの消費を抑えられるのに加え、スマホの容量も増やすことができます。
どうしてもダメな場合はモバイルバッテリーという選択肢も
以上のことを試してみてそれでもダメな場合はモバイルバッテリーを取り入れてみましょう。
どうしてもパソコンとは違い、スマホは電源供給のないところでの使用が多いです。
最近は大容量かつ持ち運びやすいタイプやデザインにもこだわっているものが増えていますので、現状のバッテリー容量に不満な場合は非常におすすめ。
ただ同じように使っているのに、購入したときと比べて使える時間が約半分程度になったときはバッテリー交換の目安です。
スマホ自体の買い替え(機種変更)やバッテリー自体の交換も検討して下さいね。