
うっかり忘れ物してしまったり、物をなくしてしまったりする事があるかと思います。
人は人生のうち探し物をするのに費やす時間が150日にも及ぶとのこと。
その中でも特に携帯電話やスマートフォン、鍵、メガネ、財布が上位に入り、皆さんもよく当てはまるのでは?
そんなときに活躍してくれるのが「スマートタグ」です。
ここ最近はラインナップも数多く増え、大手のソニーもIoT家電として参入してきたことから注目されてきています。
そこで今回はそのスマートタグについての選ぶポイントや、話題の機種を紹介します。
スマートタグとは一体何?
スマートタグとはGPSやBluetooth機能を搭載している小型ガジェットのこと。
従来の忘れ物や落し物した時にブザーを鳴らして知らせてくれたり、アプリで紛失物の位置情報を確認したりすることができます。
今までの探し物発見器やキーファインダーとの違いは?
探し物発見器やキーファインダーはこれまでに登場していますが、これらは主に「無くしたこと気付いた時」に別のリモコンで音を鳴らしユーザーに知らせる仕組みです。
つまりは無くしたことに気づいてから自分で別のリモコンから音で鳴らす必要がありました。
一方、こちらのスマートタグはスマートフォンと連動しており、鍵や財布につけておくとうっかり落とした時にもスマートフォンに即座に通知がくるのです。
自分が気づかなくても知らせてくれるというのが従来のスマートタグと探し物発見器/キーファインダーの違いと言えます。
選び方や見ておきたい比較ポイント
様々な企業が参入してきて盛り上がってきているスマートタグ市場。
選ぶときや比較する際の見ておいてほしいポイントをまとめてみました。
サイズや重量
カバンやポーチに入れる場合にはあまり気にならないかもしれませんが、多くの人はスマホや鍵に付ける場合が多いでしょう。
毎日持ち運ぶことを考えると、サイズ感や重量はきちんと確認しておきましょう。
バッテリーや駆動時間
スマートタグはボタン電池で電池交換をするものが多いですが、中にはバッテリー内蔵型のタイプもあり電池で交換できない場合があります。
金額が安いからといって飛びつかず、ランニングコストの事も考えて購入するようにしましょう。
また頻繁に電池を換えないといけないのでは、なかなか使い物になりません。
探したいときには電池切れなんてことのない様に駆動時間も確認したいところです。
対応スマートフォン
探し物発見器/キーファインダーの場合には問題ありませんが、スマートタグの場合はお使いのスマホと連動するからこそ、その良さが発揮されます。
スマートタグとアプリはセットで提供されているものと考えておきましょう。
必ずアプリが自分のスマートフォンのOSで対応できるかどうか確認して下さいね。
忘れ物防止アラート
お使いのスマホとスマートタグをBluetooth通信で連動させることによって、アイテムから離れるとスマホに通知してくれる機能です。
USBメモリや社員証などの置き忘れによる漏洩や不正利用を防ぐことができます。
Bluetoothの設定をオンにしていないとスマートフォンから音を鳴らすことができませんので、注意してください。
また通信機能が不安定なスマートタグも存在するので、商品レビューで事前に確認するのがいいでしょう。
GPS表示
スマートタグ自体にGPS機能が搭載されている場合、スマホのアプリから位置情報を確認することができます。
もしGPS機能が搭載されていない場合でもBluetooth通信でスマホとの接続が切れた場所を手がかりに探すことができます。
複数のユーザーで共有
家族みんなで使うようなものには複数ユーザーで共有できる機能を搭載しているものもあります。
自宅に忘れたものを家族に届けて欲しいときなどに便利ですね。
その他機能
基本的な忘れ物防止機能が当たり前になっていき、その他の機能を搭載することで差別化を図っている商品も出てきました。
着信に気付かない対策としてスマートタグも通知してくれる機能やカメラのシャッターリモコンや代わりなど。
今後更に利用出来ることが増えていくでしょう。
自分に合ったスマートタグを選んでみよう
最後にガジェットマスター編集部から様々なスマートタグを紹介します。
ぜひ自分の使用用途にあったものを選んでみましょう。
自分好みにカスタマイズできるQrio Smart Tag
まずなんとも可愛らしいデザインに目が引かれます。
紐部分を自由に作ってオリジナル仕様にカスタマイズできるのも嬉しいポイント。
クラウドファンディングで開発され、デザインはSONYが担当をした商品です。
忘れ物防止機能でスマホにプッシュ通知してくれたり、GPS機能を搭載しているのでスマホのアプリでも確認したりすることが可能です。
また双方向に探すことができるのでスマホがないときもQrioを鳴らすことで見つけることができます。
発売初期に購入した人は接続の不安定さや電池の減りが早いという不満もありましたが、アプリがアップデートされ改善されています。
探し物するだけではなく、スマホのシャッターリモコンにもなるので集合写真や自撮りシーンにもピッタリ。
また音楽プレーヤーの再生や停止用のリモコンとしての機能も可能になりました。
おしゃれなデザインのWistiki voila(ウィスティキ ヴォワラ)
東京都墨田区にあるスーパードライホールの作品を手掛けたフィリップ・スタルクがデザインしたもので、見た目もオシャレで素敵です。
キーホルダーとして使いやすいように商品には通し穴が付いています。
スマートタグとしてサイズが比較的大きめですが、見た目のわりに重量はありません。
またGPS機能は搭載されていませんが、Bluetoothの接続は切れた最後の位置をアプリで特定してくれます。
通信有効距離も最大100mと他のスマートタグBluetooth通信と比べても距離が長めです。
電池交換はできませんがバッテリーは約2年間持ちます。
可愛らしい丸みを帯びたCHIPOLO(チポロ)
丸みを帯びたデザインがとてもキュートで、色みも全9種類とバリエーションが非常に多いです。
電池式で約6ヶ月間のバッテリー寿命があり、予備バッテリーも付属で付いています。
また複数のユーザーで1つを共有したり、逆に1台のスマートフォンで複数のCHIPOLOを管理したりすることが可能です。
説明書がありませんので驚きますが、ホームページから簡単に設定が出来るので全く問題はありません。
世界最小サイズのMAMORIO(マモリオ)
スマートタグの中では世界最小サイズで、35.5×19×3.4㎜と非常にコンパクト。
重さにいたってはたった3gしかありません。
財布やカバン、ポーチ、携帯と様々なものに付けても邪魔にならないのがいいですね。
他のMAMORIOユーザーが自分のMAMORIOに近づいたときにもお知らせを受け取ることができる独自のクラウドトラッキング機能が特長です。
電池式ではないため最大1年間くらいでの使い切り商品なのですが、その割に3780円(税込)と少し割高なのがネック…。