
待ちに待ったWWDC 2017がついに開催されましたね!
この日をどれだけ待ち望んでいたことか…
事前にいろいろと予測していましたが、期待を裏切らない素晴らしいな発表となりました。
今回は、WWDC2017で発表された内容をまとめました。
それでは早速 振り返っていきましょう!
WWDC2017は例年以上に注目されていた大イベント
WWDCは、なんと今年で28回目!
今年は、2017年の6月5日にカルフォルニア州サンノゼのマッケナリー・コンベンションセンターで開催されました。
さまざまな期待を背負ってWWDC 2017が開催されたわけですが、実をいうと、今回は例年以上に事前の期待が大きく多くの人に注目されていました。
その理由は、去年のWWDC 2016では大幅な変更がなく、正直 物足りないままで終わったからです。
また、WWDCは、もともと一般向けには公開されていなかったにも関わらず、2014年からは一般にも速報で情報が公開されるようになったことで、年々関心が集まるイベントとして注目されていました。
そして、WWDC 2017は多くの人の期待に応えるかのように衝撃的なオープニングに…
冒頭のムービーでアップルのサーバーがダウンして世界中が大パニックになり、「もし世界中の全てのアプリがなくなったらどうなるのか?」というメッセージを参加者へ送りました。
このムービーには「アップルのアプリが人類にどれだけの影響を与えているのか?」という重要なメッセージが込められていたようです。
ムービーが終わると、ティム・クックCEOは「世界でこのようなことが起こらなくて大変うれしい」とコメントしています。
WWDC 2017でアップデートが発表されたOSは4つ
ティム・クックCEOは、WWDC 2017の冒頭で6つの大きな発表をすると予告!(うち「iPad Pro2」「HomePod」は別途解説)
ここが皆さんの気になる内容だと思ったので、まとめました。
実際に発表された4つの新OSは以下のとおりです。
Apple TV(tvOS)がAmazon Primeにも対応
これまでのApple TV(tvOS)でアマゾンプライムを視聴する時には、iPhoneなどのデバイスから「AirPlay」を使用する必要がありました。
しかし、今回の発表によると、直接Apple TVからAmazon Primeを視聴できるように変わったようです。
Amazon Primeを視聴していたユーザーにとっては、操作が簡略化されたことでのメリットが大きいと思います。
しかし、現時点では、日本での利用も対応するかどうかはわかっていないようです。
watch OS4へ今年の秋にアップデート
ケビン・リンチ氏(元Adobe)によると、今年の秋にwatch OSがバージョン4にアップデートされるとのこと。
現watch OS3からの変更点は、まず、3つの新しいウォッチフェイスです。
ニューウォッチフェイスが登場
Siriがユーザーの必要としている情報をピックアップして表示してくれる文字版です。
例えば、午前中であれば、会社への通勤ルートの交通情報や天気予報など、午後には注目のニュースなどユーザーが必要としている情報を表示します。
どうしても気になるニュースであれば、iPhoneを使用して後ほど読むことができるのもポイントです。
写真をもとに、万華鏡のような画像を表示させる文字盤です。
それ以上の特徴は特にはないが、気分転換に切り替えてみてもよいでしょう。
ウォッチフェイスの中でも注目されたのが、「トイストーリー」のキャラクター(バズ、ウェディ、ジェシー)を表示させることができる文字盤です。
これらのキャラクターは、文字盤内で動きまわるため視覚的にも楽しむことができます。
アクティビティやワークアウトがパワーアップ!
アクティビティでは、毎日の目標を設定し、その目標を達成するために通知で知らせてくれます。
毎日の目標を忘れていたとしても思い出すことができるため、目標達成しやすくなるでしょう。
また、ワークアウトでは、複数のスポーツ(ラン、スイム、バイク)の切り替えがスムーズに変更できるようになっています。
また、以下のジムマシンに対応しており、心拍数やスピードをApple Watchに表示させることができます。
- MATRIX
- STAR TRAC
- Stair Master
- TECHNOGYM
- SCHWINN
- CYBEX
- Life Fitness
macOS High Sierraが登場
クレイブ・フェデリギ氏によると、新macOS「High Sierra」では、Safariが世界最速のブラウザになるとのこと。
なんと、Google Chromeよりも80%も高速になるようです。
他にも以下のような特徴があります。
- 先進的な64ビットアーキテクチャ
- Metal 2でGPUの性能がアップグレード
- HTC Vive VRヘッドセットでバーチャルリアリティな世界を実現
- 写真を編集、整理する新しいツール
- HEVCでストリーミング再生がスムーズに
- ファイルやフォルダを瞬時に処理
- クラッシュに対応した保護機能で安心安全
iOS 11が今年の秋にリリース
事前の予測どおりに、iOS11の新機能について発表されました。
クレイグ・フェデリーギ氏によると「iOS 11はテクノロジー面で大きく成長し、多数の機能も追加する」とのことです。
以下にiOS 11に追加される新機能をまとめました。
- ApplePayで他のユーザーに現金の送金が可能
- Siriでの翻訳が可能(英語、中国語、フランス語、ドイツ語、イタリア語)
- ショッピングモール内のマップを3D表示
- カーナビで「速度制限の通知」「車線ガイド」が追加
- AR(拡張現実)機能が搭載
- カメラアプリで新フィルターが導入
- 運転中に自動検知しロックをかける
大きく注目されていたiPad Pro2やiMac、HomePodがついに発表!
事前情報が飛び交っていた中でも、ファンが注目していたのが「iPad Pro2」「iMac」「HomePod」ではないでしょうか。
特に「iPad Pro2」は新しく10.5インチが投入されるということがわかっていたので、価格や発売日が気になるところでしょう。
現時点での最新情報を以下にまとめました。
iPad Pro2は6月6日から購入可能
サプライズはなかったものの、噂どおりのiPad Pro2の10.5インチと12.9インチが発表されました。
10.5インチは、これまでの9.7インチと本体サイズは変わらないものの、ベゼルを細くすることで画面サイズが約20%もアップ!
重量は、469gとiPad Proの437よりもやや重くなっていますが、この程度であればさほど気になることはないでしょう。
プロセッサは、6コアの「A10X Fusion」で、従来のA9Xと比較すると大きく性能が向上しています。
※CPU:30%UP、GPU:40%UP(それぞれA9Xと比較した場合)
バッテリーは最大10時間の使用が可能です。
既に(6月6日から)、Appleストアから購入が可能で、発送は最短で6月13日となっています。
気になる価格は、以下のとおりです。
【iPad Pro2 10.5インチ(Wi-Fi)】
- 64GB:69800円(税抜)
- 256GB:80800円(税抜)
- 512GB:102800円(税抜)
【iPad Pro2 10.5インチ(Wi-Fi+Cellular)】
- 64GB:84800円(税抜)
- 256GB:95800円(税抜)
- 512GB:117800円(税抜)
【iPad Pro2 12.9インチ(Wi-Fi)】
- 64GB:86800円(税抜)
- 256GB:97800円(税抜)
- 512GB:119800円(税抜)
【iPad Pro2 12.9インチ(Wi-Fi+Cellular)】
- 64GB:101800円(税抜)
- 256GB:112800円(税抜)
- 512GB:134800円(税抜)
アップル至上最高のPC「iMac Pro」
デスクトップ好きの方にとって待望のiMac Proがついにベールを脱ぎました!
サーバーやワークステーションで使用されるCPU「Xeon(ジーオン)」を搭載しており、最大コア数は驚愕の18コアとのこと…
ただし、価格も4999ドル(1ドル110円で計算すると、549890円)と高額で、そう簡単には購入できない高級マシンです。
この最強マシンを使用する人は一体どのような人なのでしょうか。
発売日は2017年12月と決定しています。
スペックは以下のとおりです。
- サイズ:51.6cm(高さ)× 65.0cm(幅)× 20.3cm(奥行)
- 重量:9.7kg
- ディスプレイ:5K Retina ディスプレイ(27インチ)
- 解像度:5120×2880ピクセル、数十億色以上対応
- プロセッサ(CPU):Xeon (8コア、10コア、18コアから選択)
- GPU:Radeon Pro Vega 56グラフィックプロセッサ(8GB HBM2メモリ搭載)
- メモリ:32GB、64GB、128GBから選択
- ストレージ(SSD):1TB、2TB、4TBから選択
- 電源電圧:100~240V AC
アップルもスマートスピーカー市場に参戦!その名は「HomePod」
今まさに新しいトレンドつくりつつあるスマートスピーカー
「Amazon Echo show」「Google Home」に遅れてついにアップルの「HomePod」が発表されました。
HomePodは、Siriを搭載したホーム用のスピーカーで、Wifiスピーカーとスマートスピーカーの両機能を備えています。
Amazon Echo showやGoogle Homeと決定的に違うのがスピーカーの性能です。
4.0インチのウーファーに、7方向のツイーターを内蔵し、家全体に響き渡るように設計されています。
また、設置した場所に合わせて自動で音質を調整するところも他社にはないHomePodの特徴です。
もちろん、スマートスピーカーとしてのAIアシスタント機能も搭載。
マイクが6つ搭載されているので、どの方向からでもSiriへの呼びかけに反応するように設計されています。
注目の価格は、他社と比較すると2~3倍の349ドル(1ドル110円で計算すると38390円)と高額です。
発売日は、2017年12月で、米国、英国、オーストラリアの3か国で、日本での発売は現時点でわかっていません。
スマートスピーカーの中で、日本での発売が決まっているのは、2017年内に発売予定(夏以降)のGoogle Homeのみです。
Amazon Echo showやHomePodに関しては、今後の展開に注目しておきましょう。
MacBook Pro 2017は昨年のモデルよりも高スペックで驚愕の低価格!
WWDC 2017で、個人的にいちばんのサプライズだったのがMacBook Proのアップグレードによる価格設定です。
なんと、13インチモデルに142800円の低価格モデルが追加されました。
しかも、CPUは「Kaby Lake」にアップグレードされているため、昨年の11月に発売されたMacBook Pro 2016を購入したユーザーはかなりショッキングな発表となったのではないでしょうか。
※ただし、低価格帯モデルはSSDが128GBということもあり、単純に安くなったわけではない
MacBook Pro 2016は何かと不具合が多かった機種なので、MacBook Pro 2017は問題点を完璧に修正していることに期待しましょう。
当方はMacBook Pro 2016を売って、MacBook Pro 2017に買い直す予定です。
今後、もし購入した場合には、こちらのガジェットマスターにレビューを書きたいと思います。